12/09/2013

OSL リミテッドエディションモデル

好評のクルーズ/OSLラインナップの
限定モデルが発売となります。

Crews Collector's Select OSL
Limited Edition 13 pieces.


自然乾燥させたクルーズ/ファクトリーのウッドライブラリーの中からセレクトされた良質な木材を使用したOSLのトップライン。
ブラジリアンローズウッド指板、4Aフレイムメイプル、そしてソリッドのワンピース・ホンジュラスマホガニーのボディーバックとネック。トラディショナルなLPタイプのギターに使用する材の組み合わせとしては、まさに理想的。

しかも、貴重な材、というだけでは無く、全てセレクトされた材で製作されています。音が違います。
ホンジュラスマホガニーの「枯れた」ニュアンスと、硬質でありながら奥行きのある鳴り。
ブラジリアン指板の木琴の様な音の立ち上がり。
そして美しい無垢のフレイムメイプル・トップは見た目だけでなく、硬質でレスポンスよく、抜けの良いトーンがあります。
アコースティックギターと同じ様に、エレクトリックギターでも重要な材の音。生音でも明らかに違います。

そして、そのアコースティカルな響きを余す事無く文字通り「ピックアップ」するSAYTONE HANDWINDING PICK UPのSLEDGEを搭載。
自動巻で製作されたピックアップ=マイクでは決して味わえない/得られないセンシティブな反応と芯があります。

動画でもそのトーンがチェックできます。(こちらのカラーはFADDEDです)

 

動画はカメラに内蔵のマイクで撮影/録音しており、マイクのコンプレッションのみで加工は一切しておりません。クリーンでもクランチでも、そしてハイゲインでも存在感のある「トーン」を感じて頂けると思います。

材の入手の関係で限定数のみの販売となります。
入荷状況等は、全国のお取扱店各店様へお問い合わせ下さい。
詳しくはこちらの製品ページでご確認下さい。

ちなみに、動画ではCrews Addict ODGenius Overdrive(G.O.D)を併用しました。
Addict ODは途中から常時ON、G.O.DもAddictがONの状態(歪みのダブル掛け)で使用しています。この迫力あるトーン、そしてノイズの少なさも特筆すべきものだと思います。
ギターのボリュームは中盤から7から8程度にしています。後半10になりますが、その辺りのトーンの違いも感じられると思います。また、ギターのトーンを絞った俗にいう「ウーマントーン」でも音が引っ込んだりせずに、存在感のあるミッドレンジを持っています。

その辺りもあわせて是非動画もチェックして下さい。

Crews Collector's Select OSL

11/16/2013

Addict OD & buffout


新製品Addict OD、皆様より好評を頂いております。



発売してすぐに手に入れて早速ご愛用頂いているギタリストのいまみちさんよりコメントを頂きました。というか、使用してみた感想を「是非お聞かせ下さい!」とお願いしたところ、非常に丁寧にご回答頂きました。
せっかくなので、皆様にもご紹介させていただきたい旨をお伝えしたところ「良いよ」との事でしたので以下に記載させていただきます。

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 

AddictOD各ツマミの効き具合や可変幅のチューニングが絶妙なので
自分のような極端なセッティング方法にも、
ちゃんと 音楽的に反応してくれる面倒見の良いオーヴァードライブ。 クセになりそう。

1OUT
右に回しきったマックス状態で使い、最終音量調整はアンプ側で。

2GAIN
左に振りきり最小の歪みにしておく。
3 4が決まったら あとはどれだけ右に回しても、
芯がボヤけぬ表現力ある歪みが得られ素敵。 
3TREBLE
12 時くらいにしておく、
そこらがたぶんキラキラ具合を フラットに出す位置のようなので、
あとは好みで増減。

4BASS
左に絞りきっておいて、厚みや重さを加えたいと思ったら足していく。 

5☆インピーダンスアジャスタ
エフェクト OFF 時にだけ効くというこのツマミは バイパス時の音色の切れ味調整ツマミと解釈。 
左に回しきったデフォルト状態の「ジャキーン」が、
右に回していくことで「ショリーン」に近づく。

この AddictOD が、もし電池駆動可能なブツだったなら
どこにでも持って行けて使える小さなプリアンプ気分の 素晴らしい秘密兵器になるので、
ヒトに教えずコッソリ使っていたはずなんだが、
コイツはどうやら ボードに組み込んで使うのを前提に開発されているのか わざわざ電池駆動不可と謳っているので、
しかたない、 ボードの目立つとこに置いて、既にすっかり依存して 使用中と白状します。 
ちゃんとアダプター付属してくるところも面倒見がいい。

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 

以上です。


いまみちさん・・・ありがとうございます!恐縮です。

いまみちさんのように、ピッキングで音を作るギタリストであれば、尚の事ヘッドルームに余裕のあるペダルの有効性が活きてきます。ハードなピッキング時は倍音も多くなり、ピックの当て方でもトーンを大きく変化させる事ができます。最弱から最強までのピッキングレンジを大事にするギタリストの皆さんに是非試していただきたいと思います。

これはもう、使い方のツボですね。
是非参考にしていただきたいと思います。





そして、先日発売となったバッファーアンプ、buffoutも早速多くの皆様にご愛用頂いております。
先日の動画に続いて、今回はギターとアンプ、その間に配置したシンプルな動画でインピーダンス/レベルブーストの効果を撮影してみました。

今回、アンプはVOX/AC-15を使用しています。
TOP BOOSTチャンネルに接続しました。

ギターはOSA-60セミアコースティックを使用しています。
OSA-60

ローインピーダンスセッティングではヌケ感とセンシヴィティー。
ハイインピーダンスセッティングではカールコード的なミッドレンジとトーンの甘さが確認できます。
ブースターも非常に有効だともおもいます。一度接続すると、外した時に「寂しい」気分になってしまう事でしょう。
是非チェックしてみて下さい。


今度はディレイ等と組み合わせてみましょう。


Addict OD/buffoutは全国の取扱店様で発売中です。

11/14/2013

buffer amp #2


今回のバッファーを何故小さくしたかったのか?
「小さい事は良いことだ」なのですが、もう一つ理由があります。

いままでのバッファーアンプはギター/ベースからの信号になるべく近い位置(イン)に配置するか、もしくはアンプに一番近いところに(アウト)配置されるのがルールでした。

ところがバッファーアンプは、他の場所にも接続して使用して欲しい。もっとバッファーアンプを必要としている場面は多いはず。

例えばファズ。
ファズは単体で使用すると最高のサウンドだったとしても、例えば他の機器と共に接続したり、ペダルボードに組込むと急に音が変わってしまう。歪み方も何だかダーティーになってしまう事があります。

チェック1ではguitar-fuzz-ampの通常の接続に加えて、buffoutを加えてguitar-buffout-fuzz-ampという接続でbuffoutのインピーダンスをアジャストしてみました。

動画でチェックして下さい。


 


続いて、これもかなり頭を悩ます問題の一つ。ワウとファズの関係。
皆さんはヴィンテージファズをワウと一緒に使ったりしませんか?「使わない」という皆さんも、まぁ聞いて下さい。

動画では、guitar-wah-fuzz-ampと接続しています。
この状態でwahとfuzzはそれぞれ機能していますが、同時に使用するとすると何故だかwahがかからない。いや、かかっているんだけど効果が出ていない。


ではwahとfuzzの間にbufferampを置いてみましょう。
同時に使用してみます。どうでしょうか?wahは見事にかかります。



この2つの事例。

この音の変化は何故起こる?原因はなんでしょう?
そう、インピーダンスのイタズラです。

これがインピーダンスがおこす問題のその1です。今回はfuzzとwahでしたが、他のペダルでもこういった効果は起こる場合があります。

そういった時にボードに直ぐ配置できて、電源の心配もしなくて良い小型バッファーが無いものか?店舗販売でお客様のペダルボードを組上げている時にあった経験が、今回のバッファーアンプにフィードバックしています。


よく聞いていただくと、buffoutを接続した際のバイパス音が、繋ぐ前と全く違う音に聴こえるという事に気づかれるかも知れません。
ピックアップ・セレクターは全てリアポジション。buffoutを接続すると、音のクモリが取れた様なクリアな音色になっています。これは録音して聞いてみると、更にハッキリと理解できます。

本日より発売となったbuffout.
全てのミュージシャンにおすすめしたい新製品です。

~レベルブーストのお話に続く

11/13/2013

buffer-amp #1


今回は新製品のbuffoutについてご紹介します。

クルーズといえばお馴染みのバッファーアンプ。

今までにPMGのBUF/e-945


そのBUFを受け継いだCrews BUF-211はバッファーアンプのベストセラーとして現在も発売中。


そして、2013年に新しいバッファーアンプのコンセプトが生まれました。
そのコンセプトとは、コンパクト化である事。あわせてトーンのクリエイトが行なえるバッファーであると言う事でした。BUF-211も引き続き生産されますが、新作は少し狙いが異なるバッファーとなります。

そもそもバッファーと言うのは、何となく皆さん「あった方が良い物」としてとらえていらっしゃると思います。

・でも実際の効果はどうなんだろう?
・そもそもインピーダンスと言うのは何なのだろう?

そういった疑問も少なからず持っていらっしゃる皆さんも多いと思います。
buffoutはそういった疑問に対して「具体的に生じるインピーダンス変化がもたらす音への影響」というのを実感しながらバッファーの有効性とその使い道を考えられる様なモデルになっています。

まず、バッファーと言うものは繋いだら少なからず「音の変化」を感じられると思います。でも、バッファーは元々「音を変える目的」のエフェクターではありません。
昨今は様々なエフェクターブランドからバッファー効果に加えて「音を変える」積極的なトーンメイクを目的としたペダル等も発表されていますが、今回のbuffoutのコンセプトとは少し違います。

また、コンパクトという事ではもっと小型のバッファーも製作可能でした。
しかしながら、BUF-211のバッファーを基準に考えると、やはりサイズだけでなく、その音質の良さを追求しなくては意味がないと思いました。そこで、buffoutにも±12Vの昇降圧電源を採用し、小型サイズにまとめながらもBUF/BUFF-211からの音質はキープしました。


その辺りを動画での説明を交えてご説明していこうとおもいます。

〜続く

10/23/2013

Addict OD

クルーズの新作ペダルAddict ODが10月25日に発売となります。

[AddictOD]はGAIN(歪みの調整)とOUT(音量の調整)の他、トレブルとベースと言う2つのイコライザーを装備。エフェクターで音を作るのでは無く、楽器とアンプ、そしてプレイヤーのタッチとピッキングで生まれた音を活かしながら、ナチュラルなゲインアップと少しの音色補正を行なう事を目的としています。

ドライブセクションにはクルーズでは初となるLEDクリッパーを採用し、シングルコイルを使用した際のローゲインからクランチでも存在感のある歪みを生み出しています。

・・・ちなみに、G.O.DとQUADRIVEでは、歪みの心臓部とも言えるクリッパ部分にダイオードを採用していましたが、これはきめ細かな歪み感&倍音を得る為のセレクトでした。

そして今回AddictODにLEDクリッパを選択したのは、BITE=喰い付き感を得る為でした。
最近定番の3モード切替式ペダルでも、クリッパをLED/Diode/Thruと切替可能なモデルがあります。
その場合のLEDクリッパモードは「マーシャル系」と呼ばれている様ですが(あの銘機ガバナーがLEDクリッパだったからでしょうか?)AddictODはマーシャル系サウンドを狙っているわけではありません。

欲しいのはピッキング時のBITEと派手めな立ち上がりです。この事が今までのクルーズのドライブ系とは異なる部分です。


さらに、エフェクターバイパス(オフ)時には信号がバッファーアンプ回路を通過するアクティヴバイパスを採用しました。そして、そのバッファー回路にはクルーズBUF-211のバッファー回路をそのまま落とし込みました。

スルーバイパス・アウトプットは簡単&便利で良いのですが、いかんせん音色が変化します。
電気的には「スルー」でも、サウンド的には「スルー」していない物も多く、そうなるとスルーのはずが「音ヤセ」「音の劣化」を引き出す事になります。

もちろん、アクティブバイパスの場合「バッファーの音」は非常に重要です

・・・といっても、「バッファーの音」と言うのも、おかしな話で・・・だって、バッファーアンプは音を変えるものでは無いのですから。

でも、バッファー次第で音は変わってしまう。

と言う事で、バッファーの音は「間違いない音」だと思えるものを基準にしました。それがクルーズのロングセラーバッファー、BUF-211の音(バッファー回路)です。

BUF-211の特徴は、動作電圧を±12V昇降圧に変換し駆動させている事です。これにより通常の片側9V動作品に比べ、余裕のヘッドルームと、そこから生まれるタッチセンシビティーへの追従があります...その辺りのお話はまた今度。

さらに、バイパス時の音色をコントロールするインピーダンスアジャスト機能も搭載。アンプや次のエフェクターとのマッチングをはかる事で、更に積極的なサウンドメイクが可能になります。
「バッファーを繋ぐと音が堅くなっちゃって・・・」というストレスにも悩まされずに済みます。推奨のローインピーダンス設定(左に回し切った位置)から、こんなにハイ・インピーダンスじゃバッファーの意味が無いじゃない?と言われる設定(右に回し切った位置)まで可変可能。バッファーのサウンドがどういう風に音に影響を及ぼすのか?と言う事も実際に体験できると思います。
また、±12V駆動にした事で、EQをブーストした際に発生する不用な歪みも抑えられています。

エフェクトON時だけで無くOFF時の音にもこだわった新作オーバードライブAddictOD。
オーヴァードライブともディストーションとも言えない存在感のある歪みと、良質なバッファーアンプが1台で手に入ります。全国取扱店様の店頭でお試し下さい。

10/01/2013

ニューモデル/Bottom's Up

本日より情報公開のボトムズアップのニューモデルをご紹介いたします。

クルーズの定番であり常に進化するボトムズアップシリーズ、限定ラインとして、ネックにクォーターソーン(柾目材)のハードメイプル材をチョイスしたBottom's Up/QUATER SAWN LIMITEDを発表します。

指板はローズウッドとメイプル(張りメイプル)の2種類から選択が可能。張りメイプルは指板にも柾目の材を選択しています。
また、今回はネックグリップに、クルーズ初期に採用されていたTHIN GRIPを採用いたしました。
さらりとした手触りのサテンフィニッシュで仕上げた、肉付きが少ないモダンUシェイプ。シェイクハンドでもクラシックスタイルでも、ストレスの無いフィンガリングを約束します。

ハードウェアにはゴトーのロトマチックタイプ・SD-91/H.A.P-Mマシンヘッドと2点支持トレモロの510Tブリッジを組み合わせました。ヴィンテージ系の響きながら安定したチューニングと巻きのトルクが得られるペグ。そしてアーム使用時の安定感とその音にも定評あるFST機構のトレモロブロックを装備したゴトーガット製ブリッジ。
チューニングの安定感だけでなく、各部の調整で楽器の鳴り方もお好みでアジャスト可能なワールドスタンダードモデルを採用しました。

ピックアップは好評のジェームスタイラーエレクトロニクスから、プロの現場でも評判が高い「5ホットローラ」シングル+「S.C.ステュードベイカー」ハムバッキングをセレクト。中域のしっかりとしたシングルコイル、同じく、ミッドレンジとローに存在感のあるハムバッカーのセレクトは、ブルースロックからハードなリフプレイまでを余裕でカバー。
なお、センターピックアップとリアピックアップのミックス(ハーフトーン時)はリアピックアップが自動でシングルコイル接続されます(オートタップ機能)
良質なエレクトリックが出力するファットなシングルコイル、そしてヌケの良いハムバッカートーンを体験して下さい。

Bottom's Up/QUATER SAWN LIMITEDはネック材のストックが終了するまでの限定生産品となります。

クオーターソーン・ネックの存在感を十分に感じながら、弾きやすいディンキーサイズボディーからは驚きの生鳴りが感じられます。



Bottom's Up
QUATER SAWN LIMITED 

本体価格 280,000円/税抜き
メイプル指板モデルカラー:
See-through Black/Pearl P.G 
COMING SOON...

See-through Purple/Pearl P.G


See-through Red/Pearl P.G




ローズウッド指板モデルカラー:
Vintage Blue/Pearl P.G



Blue Burst/Pearl P.G


White Blond/Pearl P.G


SPECIFICATION:

NECK:
QUATER SAWN MAPLE on QUATER SAWN MAPLE.
or
ROSEWOOD on QUATER SAWN MAPLE.

BODY:
SELECTED LIGHT WEIGHT ASH

MACHINE HEAD:
GOTOH®SD-91 H.A.P-M.

BRIDGE:
GOTOH® 510T-FE1

PICKUP:
JAMES TYLER® [5 HOT LAURA] SINGLE x 2, [SUPER CHARGED STUDE BAKER] HUMBUCKING x 1.

CONTROL:
VOLUME, TONE, 5-WAY SELECTOR



詳しくは全国のクルーズマニアックサウンド製品取扱店様までお問合せ下さい。

9/27/2013

新作ペダル

以前のポストでもあった、新作のオーバードライブペダルのサンプルが届きましたのでご紹介します。
新作ペダルは"ADDICT OD"という名称で、クルーズのペダルラインナップであるGOD、QUADRIVEの流れを汲みながらも、新しいトーンを追求しました。
ポイントは
・シンプルなコントロール
・小型化
・9V対応
・操作性(踏みやすさ)
・バッファー搭載(アクティブアウト)
そして、もちろん「歪み」の音です。


今回もこだわりました。発売時期は10月を予定。
詳細はこちらやfacebookにて随時ご紹介いたします。
次回は簡単なサウンドチェックを動画でご紹介できれば、と思っています。

9/09/2013

ニューモデル OSL-Hybrid

OSラインのニューモデル、OSL-Hybridが発売となりました。
先日ファクトリーにて検品を行なってきました。









今回のコンセプトは「プレイヤーズチョイス」と言う事で、ライブ/スタジオでガンガン使える1本でありながら、多彩なトーンバリエーションを持たせる、と言う事でピックアップはSAYTONEハンドワインディングにタップ対応のニューモデルSLEDGE-Hybridをオーダー。新たにデザインして完成しました。フロントピックアップのトーンノブをプッシュする事でフルハムバッカーとコイルタップが切り替わります。タップ時はアジャスト側/アウトサイドコイルが活きる仕様です。

ボディーはバックのマホガニーにチェンバード加工を施す事で、生鳴りを得ながら重量の軽量化を計りました。
小さな部屋をボディーバックに作る事で、ホロウ感/エアー感を与え、中域の太さと高域の「シャリン」とした鳴り感を加えています。セミアコとは異なるエアー感はロックはもちろんですが、クリーンでのカッティング、クランチでのアルペジオにも程良い奥行き感を与えてくれます。

ネックもOSLシリーズ初のスリムタイプを採用。弾きやすく、トーンバランスも良い絶妙な「塩梅」で仕上げています。
パワー感と繊細なトーンが両立したLPタイプ。是非全国のお取り扱い店様にてお試し下さい。

プレヴュー、と言う事でサンプル動画も撮影。
楽器の特性がストレートに感じられる様、ラインで録音してみました。あわせてチェックしてみて下さい。

6/16/2013

"CUSTOM" Bottom's Up "UQ"

今回は先日完成したオーダーギターをご紹介します。
a.b.s.そして注目のPGPの活躍も期待されるギタリスト、SUNAOさんからいただいたオーダー。
SUNAOさんのご了承をいただきましたのでご紹介します。

今回のオーダーはSUNAOさんに長年に渡ってご愛用いただいているクルーズのBottom's Upのサブギターが必要、との事でご来店いただいたのが始まり。
EMGピックアップ+FRTトレモロというスペックのBottom's Upをご愛用頂いておりましたが、多彩なチューニングを操るギタリストの皆さんにとって「サブギター」は必要な存在です。
最初は2009仕様や同じピックアップを搭載したBottom's Up/SUPER MATT等をお試し頂きました。
しかし「良い音なんだけど、なにかが違う」というSUNAOさん。
先日もFRT搭載のギターのピックアップをこのEMG/LUKEアッセンに交換したそうですが、やはり「何かが、違うんですよ」とおっしゃいました。

こうなるともう違いを生むのは「材」と「塗装」しかありません。
もちろん、10年以上弾き込まれた楽器と同じ音がする新品、と言うのは基本的にあり得ないのですが・・・SUNAOさんが愛用するBottom's Upは、幾重ものレイヤーが施されたULTRA-Qというフィニッシュを採用していました。

しかし、このULTRA-Qフィニッシュは一時期のみ生産されたもので、手間がかかりすぎる故に現在は受け付けていないフィニッシュ。SUNAOさんにその件をお話しましたが...「でも、この音がいいんですよね」との事。
こうなると代表吉岡も「じゃ、やるしかないね」と言う事で、今回はファクトリーにも無理を言ってULTRA-Qフィニッシュで仕上げてもらいました。

この塗装が生み出す独特の音。シースルーフィニッシュやSUPER MATTフィニッシュの楽器と、この様なレイヤーを持つメタリック系フィニッシュの楽器では、当然楽器の鳴りが違ってきます。今回SUNAOさんが希望した音は、完全に「ULTRA-Qフィニッシュの楽器が持つ音」でした。硬質で重心の低い独特のトーンがあります。

当初はピックアップを他の物に変えようか、ブリッジはどうしようか?と悩みましたが、ULTRA-Qが出来るのであればそのまま行こう!と言う事で基本スペックはそのまま引き継いで仕上げました。
早速、先日始まったT.M.REVOLUTIONのツアーよりご使用頂いている様です。「いい感じですよ。結局、今の所メインで使っています』とのコメントもいただき安心しました。弾き込んで、大会場の鳴りに慣らされて(鳴らされて)このツアーが終わる頃にはされに良い感じに鳴ってくれると思います。

画像の使用も快く承諾して頂きました。SUNAOさんいつもありがとうございます
これからもよろしくお願いいたします。SUNAOさんのサイトでもご紹介頂いております。是非チェックを。

5/29/2013

クルーズニュース


昨日はクルーズ代表吉岡と長野のファクトリーへ行ってきました。

注)こちらは近所のおそば屋さんです

まずは、ペダル製作部のナカジマ邸へ。
そういえば発売中のギタマガ6月号にて「日本のオーヴァードライブ特集/CD連動企画」があり、そちらでも弊社QUADRIVEが紹介されています。是非チェックしてみて下さい。

新作サンプル。蛇の目基盤でサウンドチェック。
凄く細かい。
現在はツマミの少ないシンプルな歪みを製作中。ただシンプルでは無く、少しだけマニアックな要素を加えたギター用のODペダルを仕上げています。お楽しみに。

さらに、制作部ナカジマ氏の提案により製作された新作サンプル。
ナゾの歪みをチェックします。
メチャメチャ細かいP to Pワイヤリング。果たして音は・・・??
これは・・・全く使えない・・・ダメですね。

でもまてよ。ひょっとして。

ム)「アレして、こうしたら、こうなりませんかね??」
ナ)「ああ、出来るんじゃない?」
ム)「やってみて下さい」
ナ)「はいよ。あとこうしてみる?」
ム)「あ、それ良いですね。チェックしましょう。どれどれ・・・」

あ、ヤバい。これ、出来ましたね...

と言うわけで製品化近し。と、言っても秋頃でしょうか?
ギタリストもベーシストもご期待下さい。基本のODとそうじゃない何か。登場します。
よくこんな状態で組めるなぁ...と感心してしまいます。




そしてギターファクトリーへ。現在進行中の楽器をチェック。新作です
Ab'sのボディー。生地の状態でもこの木目。
今回も良質なキルテッドメイプルを選びました。
でもただのAb'sではありません。

24フレット指板!
そうです。カスタムオーダーが多かった24F仕様がレギュラーに登場します
Ab'sだけでなく、Ab's7、そしてsolutionとsolution7の24フレットモデルも久しぶりに製作中。発売をお待ち下さい。

さらに、OSシリーズも。ストックがなくなったOS-JMもオーダーしています。人気のダーク・レイクプラシッド。ただいま塗装の最終仕上げです。



それでは最後にレアウッド(かなり貴重)をチェックする...

若きマスタービルダーY氏。
いつもお世話になっております。

3/13/2013

OSシリーズに新作登場です

ブログでの告知が先になってしまいましたが、OSシリーズ/OSLに新機種が登場しました。

OSL-LIGHT/SBです。

OSL LIGHTの「LIGHT」はチェンバーボディーカテゴリを表します。
ウェイトコントロールのチェンバー構造で、この加工によりギターの重量を4キロ前後に保つ為の仕様となります。

ボディーに小部屋を沢山作る一般的なチェンバー構造とは異なり、ソリッドギターのニュアンスは活きます。
その上で軽量化とエアー感のある鳴りを得ており、「コツン」と鳴るアタックがしっかりあります。クリーンでもオーバードライブでも、しっかりとした音像が残ります。

サンプル動画では前半はFenderアンプ直結のクリーンサウンド、後半はMarshall直結でのオーバードライブサウンドをチェックしています。


同じギターでもここまでキャラクターが違う?いえいえ、良いギターには「何々用の楽器」と言うのは無いはず。
弾手が変われば、弾手の音が活きる。アンプを変えれば、出音に違いが出る。
ジャンルが変わっても、良い音は良い音。そういう事も実感できる1本です。

ピックアップはお馴染みハンドワウンドピックアップSAYTONEの新作「ヴァンキッシュ」を搭載。
シングルコイルならではのキレの良さとスピード感があります。
フロントはジャジー、リアはロックリフにも最適なBITE感と音の立ちがあります。
フロント/リアのミックスではジャズマスターにも通じるジャングリーな音色があります。ローファイとファンキーと叙情の中心に位置するこの音色が欲しくてソープバーピックアップを手にする皆さんも多い事でしょう。
このヴァンキッシュピックアップは、リアが少しHOTなサウンドになっていますので、フロントとリアとのバランスもよく、演奏する音楽を選びません。

ブルーズギタリストからロックンローラーまでをも虜にしたこのスタイルならではの音色を是非体験して下さい。

とにかく弾いてみて下さい。
弾き易さと音の違いを感じて下さい

取扱店様は随時ご紹介いたします。

1/23/2013

New OS-JB

本日セットアップ中のこのJB、石橋楽器店様からのオーダーモデル。
よくご覧頂ければ・・・


お気づきでしょうか?
そうなんです。今回は60年代初期のスタック・スタイルのポットを使用してあの音を再現しました。

もちろん、単に「見た目をスタックポットにする」だけではダメなんですね。

最近では一般的に広く認知されてきている、60年代初期のピックアップのお話。
こういったスタックポットがデフォルトで 採用されていた時代はこのポットありきで(つまりスタックポットを通過する事が前提で)音決めが行なわれていたと言います。

このスタックポットは各ポットにヴォリュームとトーンが用意されていますが、ヴォリューム側は250Kオーム、トーン側は500Kオームという数値が異なるポットが使用されています。
さらに、オリジナルには抵抗がカマしてあり、一段出力が下がっていました。
そういったアッセンブリーを通過する際に生じるロスも含めてトーンと出力を決めていた訳です。
 

ところがその仕様の楽器を手に入れた多くのミュージシャンはその後のJBスタイルと同じく2ヴォリューム/1トーンの仕様にコントロールを組み替えます。操作性やその他の要因があったのでしょう。
その時に気づくのが「音量が違う」そして「音が違う」と言う事です。

名手であるJACOやJ.P.J等がそのパワフルなJBサウンドをレコードに残していますが、そのトーンの秘密の一つが、この「本来あるべきサーキットをバイパスさせた音」だったのです。

ボリュームポット等を一切介さないピックアップからダイレクトにアウトプットジャックに接続した音が一番ピュアな音である事には変わりはありません。もちろん、1つのコンデンサーとポットがパスされただけでもトーンには大きな変化が起こります。
もちろん、パワフルな出力とレンジ感が得られるかわりに、高域のノイズが増えて聞こえたり・・・と言うこともあります。

その辺りを考慮しても「この仕様にしたい!」と言われたらなるべくお答えしたいので、ここは一つSAYTONEにて新しいピックアップをデザインしましょう、と言う事でオーダーがスタートしました。

SAYTONEから出されたサンプルピックアップを元に考慮を重ねます。
・単純にパワーを持たせる=レンジが得られない。
・ローパワー=ポットで高域がロスする。
・ミッドレンジ中心にトーンを変化=面白く無い音になる
などなど、線材等は変えたりせずに、ピックアップの巻き方だけで音を創っていきます。

何回もサンプルを繰り返し、ようやく完成したピックアップは2連ポットを通過しても音にハリがあり、パワフル。レンジ感もあり、オールドスクールでパンチのあるベースサウンドを拾い上げます。

SAYTONEの新作、JBピックアップのVANTAGEを搭載したイシバシ楽器店様別注のOS-JB CUSTOM 60、是非店頭でお試しください。

イシバシ楽器店オフィシャルサイト

1/14/2013

OSシリーズにニューモデル

ご好評を頂いておりますクルーズマニアックサウンドのOSシリーズ・OSLにニューモデルOSL-Lightが加わりました。
*見た目はOSLと同じですが実は秘密が*

基本スペックはOSLに準じておりますが、下の画像のようにボディーバックのマホガニーにウェイトコントロールを施してあります。


これによりOSL-Lightシリーズはウェイトを4kg以内に設定されます。
勿論、その音色においてもソリッドマホガニーのトーンがより豊かに鳴らせるような工夫が施されています。

アタックに少しだけ表情を加えるエアー感を手巻きピックアップであるSAYTONE/SLEDGEが文字通りピックアップし、アンプ直結でもギター側のボリュームやトーンをコントロールして、ナチュラルでありながら多彩なトーンが引き出せます。

サウンドサンプル動画も是非チェックしてみてください。


その他スペックは基本モデルのOSLに準じております。
詳しくは全国のクルーズディーラーショップまでお問い合わせください。