12/06/2011

SPREADER CHORUS #2

では、改めましてSPREADERコーラスをご紹介しましょう。

まずはこの動画をチェックしてください。




実はこの時、たまたま、動画を撮る準備をしていたら、いいところに遊びに来た(笑)unsuspected monogramScreaming Frogsの若菜氏に無理矢理弾いてもらい(ごめんねー!)私はツマミ弄りに専念しています。自分で弾くより、お伝えしたい事が明確に記録されています。

まず、このコーラスの特徴は、AとB二つのモードがあります。

「コーラス」というペダルにおいて、ギターやベースプレイヤーが求める事は「ディチューン」と「揺らぎ」だと思います。その呼び名は知らずとも、効果を聴いて、感じてください。これが鍵盤プレイヤーの場合だと、レズリー系の「回転感」が必須になってきます。今回はその「回転感」は持たせていません。あくまで「コーラス」にこだわっています。

スプレッダー独自の効果によって、雰囲気あるギターのワン・フレーズがツマミの設定によって、驚く程その場の空気を変化させます。一般的なコーラスではスィートスポットはそれほど多くないかもしれません。しかし、このスプレッダーには少なくとも4ヶ所のポイントがあり、それが独自のコーラス効果を生み出しています。

speedをゼロから1/4、1/4から1/2、そしてフルスピード。そしてその中間。

depthをゼロから1/4、1/4から1/2、そしてその中間とフルアップ。
ちなみにdepthがフルで原音とエフェクト音が約50/50のミックスとなります。



この動画の静寂な音を聴くと、個人的にも12月にこのコーラスを発表できる事が嬉しくなるような感覚すらあります。
この静まりかえった凛とした静けさ。これこそが今回求めた「コーラスサウンド」なのです。ちょっとヨーロッパ的な響きを求めていたのかも知れません。
もっとも、このコーラスの音を聴いて、一瞬でこのフレーズを思いついた若菜氏のセンスも、今回の動画に素晴らしい結果を与えてくれました! 本当にありがとう。


・・・そして、こんなにお上品なコーラスですが、なんとも面白い事に、ディストーションサウンドを組み合わせる事で、今度は混沌とした場面を作り出したりします・・・



いよいよ、発売まで後わずか。
次はSPREADERの今回とは違った側面をご紹介できるかと思います。

murata